中島工機ホーム > 製品紹介 > 締結部品 > Unbrako アンブラコ > Unbrako アンブラコとは
六角穴付きボルトのパイオニアとして、ねじの製造方法、熱処理などにおいて豊富な経験を持つことは当然ですが、アンブラコ六角穴付きボルトには製品の信頼性を更に高める次のような顕著な特徴があります。
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■独自の規格による厳選された材料と熱処理により、非常に高い靱性が得られるため、12.9規格でありながら10.9クラスの規格も満足します。従って、10.9クラスのボルトより30%も高い降伏点と引張強さを持っており、同時に10.9と同時の靱性と伸びを有している訳です。
アンブラコ六角穴付きボルト(CAP)は業界の中では各国の政府規格や産業規格の中で最も高い水準の強度と疲労抵抗力を持ち、通常は強度が1,220N/mm2に対してアンブラコは一貫して1,300N/mm2です。このような高強度にもかかわらず、同時に高い靱性と疲労抵抗力を持っています。アンブラコエクストラ高強度CAPを正しく使用すれば、同時にコスト低減を可能にします。 ①同じサイズで本数を少なく使用。 ②或いは同じ本数で小さなサイズを使用。 ③穴あけやタッピングの手間を軽減、ジョイントを小さくできる。 この結果組み立てサイズ、スペース、材料、重量を軽減し、コストを下げ、更に優れた疲労抵抗力は疲労破壊に対して追加のボーナスとなります。 |
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■デザイン頭部から軸部へ、また軸部からねじ部への移行がスムーズになっており、さらにねじ山の形状が精密に管理されているので、ボルトの応力集中が高い三ケ所のクリティカルポイント(①首下フィレット②不完全ねじ部③ねじ山のルート)における切欠効果を低減させ、応力集中度を低くすることになります。
このような設計上の配慮と厳密な精度管理により、アンブラコ六角穴付きボルトでは疲れ限界値が保証されます。これらの疲れ限界値は、曲げ応力のかからないジョイントで、平均応力σm=1.22σAとし、はめ合いの相手ナットはDIN934-10の規格に準ずるものを使用して求められたものです。
SPSの主要製品である航空機ファスナーの技術を転用したアンブラコCAPの最も顕著な特徴“3-R”(RADIUSED ROOT RUNOUT)は、通常ねじの谷はシャープなV谷(ねじの主要な弱さのポイント)であるが、アンブラコCAPはV谷を除去し丸めこの重要なポイントの疲労寿命を3倍に増加させました。頭部から軸部にかけての楕円形の複合Rも航空機用ファスナーの技術の転用です。この複合カーブは座面部の削減なしに頭部の疲労寿命を2倍以上にしました。 |
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