中島工機ホーム > 製品紹介 > 締結部品 > Unbrako アンブラコ > Unbrako アンブラコ 止めネジ
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一般的にボルトは引っ張られて(引張力の応用)使用されるのに対して、止めねじは押し込んで使用されるのが顕著な特徴です。
止めねじは三つの力、すなわち捩り方向、軸方向、振動に対してしっかり保持しなければなりません。止めねじを締めることによって発生する圧縮が、組立て部品との間の相対的動きに抵抗する強い締付け力を生み出します。
保持力と据付けトルクは比例するので、より強く締付ければ、より高い圧縮力が得られます。しかし、一般的な止めねじをどれだけ強く締付けることができるか、そこには自ずと限界があります。注意深く締付けないと、ソケットの割れ、リーミング(なめ)或いはねじの剥離を引き起こします。ですから、止めねじを十分に締付けしっかり固定したかどうか確信が持てません。
しかし、アンブラコ止めねじは固定したことを確かめることも可能です。それはアンブラコレンチを使用すれば、レンチが捩れるまで締付けることができるからです。更にアンブラコ止めねじは他の止めねじより最大40%高い締付けトルクを推奨しています。それにより、エクストラ保持力と信頼性をユーザーにもたらします。
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アンブラコ止めねじは他の止めねじより強いので、よりしっかり保持します。アンブラコ止めねじの寸法の均一性と卓越した強さは、他の止めねじより一貫したより高い締付けトルクを約束します。その結果として、貴社のアセンブリーに要求される止めねじの数を少なくし、或いはサイズを減少することができるので、コストの削減を実現します。
なぜアンブラコ止めねじはそれほど強く、そしてしっかり保持するのか、幾つかの理由を述べてみましょう。
アンブラコ止めねじは高級特殊合金鋼で作られています。そして最低HRC45の硬さに熱処理されています。深くて正確なソケットはレンチとのはめ合い長さを増しソケットに加わる力を分散させ、ソケットの割れやリーミングを防いでいます。丸められたソケットのコーナーは割れを発生させるかもしれない角の弱さをミニマイズしています。十分に成形された転造ねじはねじの剥離抵抗強さを増大させています。良く管理された熱処理は脆さを無くし、均一な硬さを保証します。
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上の図は各種止めねじに対する衝撃振動試験の結果を比較したもので、Knurled Cup Point(ナールド カップ ポイント)の耐振保持力に対する驚異的効果(カーブ1)が一目瞭然です。5/16-18止めねじに対する適正トルク18.6Nm(165 in-lbs)に於いて(カーブ1)は(カーブ2)の3倍、(カーブ4)の約10倍の耐振保持力が得られました。アンブラコは一般品より20%以上高いトルクを与えても、六角穴はビクともしませんから耐振保持力はさらに向上します。
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